≪日本の英語教育≫
日本の教育の中で一番遅れている事は何でしょうか。それは外国語の習得だと思います。
今現在、国際語と言われる《英語》に対する教育の仕組みがなんとも歯がゆい状況になっています。現在の幼児~青年期の英語教育は二段階に分かれていると思います。
小学校が行う【聞く・話す】中心の英会話入門授業と中学・高校が行う主に【読む・書く】中心の英語知識習得授業です。この二段階があることはとても良いことだと思います。ただし問題なのはこの前半・後半の間にカリキュラムの関連性が少ないことです。しかも、後半期の最後に高校受験・大学受験がありますので、当然後半期を重視致します。どうしても知識習得が英語学習の本流になってしまいます。【KENT】は中・高で行われている知識習得を否とはしておりません。戦後の日本の経済発展・技術革新を支えてきたのはまさに日本の英語教育であったと考えています。ただし【読む・書く】では高い知識を有している国民が【話す・聞く】の段階では非常に低いレベルになっている現状は今後解決すべき大きな課題です。文科省は2020年度までに英語を小学校の正式科目にする予定です。また中学校では英語で英語の指導をしていく方針を掲げています。ただし方針は大きく掲げているのですが、その教育指導体制づくり・教員研修体制が全く未知数です。教育は大きな成果が出るまで10年~20年は必要です。
まず指導者側からの大きな変革をしなければ、方針倒れになることは必定でしょう。
【英会話KENT】も民間教育機関としてこの大きな課題に取り組んでいきたいと考えています。
2015-11-28